「議決権行使助言会社の規制」が公表されました

 日本証券経済研究所のHPで拙稿「議決権行使助言会社の規制」がアップされたようです。原稿提出から約2週間でアップとは,いつもながら仕事の速さに感服いたします。 証券規制などは動きの速い分野なのでこれは有難いことです。  本稿の内容には当ブログでコメントしたことの多くが反映されております。国際的にみても,議決権行使助言会社の規制については,その不透明さを取り除くべきだ,という流れが主流で,人的物…

続きを読む

議決権行使助言会社の規制反対論について考えてみた

 議決権行使助言会社を規制すること自体を批判する見解があります。アメリカでは議決権行使助言会社の規制法案が近年2回も流れたくらいですから,それなりの勢力なのでしょう。先のSECの委任状規則案の票の別れ方を見ても分かるように,上場会社の意向を受ける規制強化側は共和党で規制反対は民主党という大雑把な括りになるようです(アメリカ政治は素人なので自信ないけど)。では,それはどういう理屈なのでしょうか? …

続きを読む

フォートレスのTOB価格引き上げがわずかだった理由 ~ 目的は公開買付期間の延長

 さきほどの補足です。フォートレスは公開買付価格をチョビッと引き上げたと同時に公開買付け期間を10営業日延長しました。以前公開買付け期間は最長60営業日までと解説しましたが,幾つか例外があります。その1つが条件を変更した場合です(金商法27条の8第8項)。この場合には,義務的に延長しなきゃいけないわけですね。 公開買付者は、公開買付期間中に、第一項若しくは第二項の規定による訂正届出書を提出する場…

続きを読む

ユニゾ事件と公開買付規制・インサイダー取引規制~まだ考え中のお話

 金商法の公開買付規制は公開買付開始公告を出したあとの行為規制・開示規制です。しかし,ユニゾ事件でカギを握るブラックストーンは公開買付けは行っておらず提案段階です。にも拘わらず,株価はその動きに大きく反応しております。以前も公開買付けを条件付きで実施するというファンドの出現が当該会社の株価を大きく上下させたことがありました。公開買付けに応ずるか否かを検討する投資家の利益保護を基本的な内容とする公…

続きを読む

IHI虚偽記載事件最高裁判決(最判平成30.10.11)の評釈が出ました

 民商法雑誌155巻4号(10月号)にIHI虚偽記載事件最高裁判決(最判平成30.10.11)の評釈「金融商品取引法19条2項の賠償の責めに任じない損害の額と民訴法248条の類推適用」が掲載されました。内容的には以前ここでコメントしたとおりです。判旨賛成というあまり面白くない内容になって恐縮ですが,現行法・判例を前提にすると,こうならざるを得ないと考えました。ご批判賜れば幸いです

続きを読む

フリーメールですが,アドレスは次のとおりです。 6580072★gmail.com (★に@を入れてください) 誠に申し訳ないですが,必ずしもすべてのメールに対してご返事をするとは限りませんので,悪しからずご了承下さい  m(_ _)m