続・親子上場批判についてシツコク考える ~上場子会社を認めるか否かではなくどの市場で売買するかという視点が必要では?

NIKKEI Financial:SBG 投資会社の親子上場、利益相反起きず  少し前のNIKKEI Financiaの記事です。ソフトバンクGのCFOの方のコラムですね。投資会社としてのソフトバンクGの目的は子会社の価値を増大させることにあり,事業会社と違い投資会社であれば親子の利益相反は考えられないとの主張です。メディアなどでよく聞く「親子上場は日本特有の現象」が虚偽であることを指摘するな…

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続・対象会社の株価がTOB価格を上回る現象【追記】

 続きです。TOB対象企業の株価がTOB価格を上回る理由の1つが一般投資家の思惑によるのはたしかだろうが,それだけだろうか?。というところからでした。このテーマに関連して私にとって印象的なのは,日立国際に対するTOBとエリオットの動きです(日立国際の市場価格が公開買付価格を上回っていた理由)。あくまでも推測ですが,エリオットは日立と別途抱えていた紛争を有利に進めるために,日立国際に対するTOBで…

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再び天馬の自社株取得について~後編

 ところで,5月28日に行われた自社株取引は,TostNet3によるものでした。再三申し上げているとおり,この取引は市場取引といっても,事前に相手方が決まっている事実上の相対取引です。となると,インサイダー取引規制との関係では,相手方も重要事実を知らされていたなら,知る者同士取引(いわゆるクロクロ取引)として適用除外になるのではないかと思われるかもしれません。ところが,クロクロ取引による適用除外…

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【続・業務連絡】本日より学内の所属が変更となりました

 本日より私の大学での所属は大学院法務研究科(法科大学院)から,共通教育センターというところに変更となりました。当面は残った法科大学院学生対象の授業が大半ですが,徐々に学部生相手の授業を担当することになります。自己の所属について注文を付けておられた先生もいらっしゃいましたが,個人的にはロースクール戦線の敗残兵ゆえに,指示された部局に転戦することに異存などございません。新しい部局は文系理系を問わず…

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続・最近の敵対的買収事件の小括 ~ 情報開示の在り方など

オフィスサポート:2020年3月26日・弊社書簡の送付最後に、貴社は、貴社の今後が前途洋々であるかのように述べられております。弊社は、貴社が企業価値及び株主価値を向上させることに賛同し、支援いたします オフィスサポートの直近の書簡は,株主総会前日のものですが,最後の部分を読みますと結果はオフィスサポートにも見えていたようです(あるいは皮肉?)。正式のTOB撤回はまだですが(東芝機械も総会後早速新…

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続・敵対的買収と公開買付け規制の見直し ~前田道路

 続きです。  前田道路の方は防衛策として,巨額の特別配当という手段を選択しました。TOB撤回の条件(ほぼ定型文)に入っているので,前田建設は諦めるという読みがあったのでしょう。加えて同業のNIPPOとの提携。ところが,前田建設は諦めることなくTOBは成立しました。おそらく前田建設の狙いが前田道路の資産にあるという読みが間違っていたのでしょうが,そうはいっても,前田建設のTOB強行が果たして合…

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金融庁HPがアクセルとブレーキを同時に踏んでいるように見えて味わい深い ┐(´-`)┌

金融庁:企業情報の開示に関する情報(記述情報の充実)   :日産自動車(株)に係る有価証券報告書等の虚偽記載に対する課徴金納付命令の決定について  昨日の研究会のあと,金融庁のHPを見てみると日産に対する課徴金納付命令を決定したとのリリースが出ていました。先日もコメントしたとおり,SAR報酬分についてはたしかに虚偽記載ではありますが,重要な事項とまではいえないと考えます(この程度の役員の報酬…

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伊藤忠vsデサントの争いをルノーvs日産を参考にフォートレスも加えて対策を考えれば?←何言っているのかわけわからんね ('◇')ゞ

 前田建設の支配を前田道路が逃れるにはどうすればよいか,というお話の続きです。お断りしておきますが,特に目新しいアイディアを披露するつもりではございません。言ってみれば,近年のTOB騒動を振り返りつつ,相互に組み合わせたりすると「こんなこともできるんじゃないの?」という単なる思い付きですm(_ _)m  以前,前田建設による前田道路のTOBは,大きなプレミアムを付けて過半数取得を目指すという点…

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優待制度と議決権種類株~ 無関係にみえるこの2つがどうつながるかというと (^.^)

 株主平等原則との関係で優待制度ってどーよ,という話でした。個人株主の育成という目的が錦の御旗たりうるとの前提は疑ってしかるべきだと思います。上場会社が個人投資家の数を増やとうとすることは望ましい,という考え方は「貯蓄から投資へ」というスローガンとともに当然視されてきたキライがあります。が,積立NISAもイデコも投信を通じて家計から資本市場に資金を流入させようとしているわけで,必ずしも個人が株式…

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フリーメールですが,アドレスは次のとおりです。 6580072★gmail.com (★に@を入れてください) 誠に申し訳ないですが,必ずしもすべてのメールに対してご返事をするとは限りませんので,悪しからずご了承下さい  m(_ _)m