トヨタ自動車グループによる豊田自動織機の株式公開買い付け(TOB)阻止に向け、エリオット・インベストメント・マネジメントが積極的なキャンペーンを展開する一方、短期的な利益追求になびかない株主もいる。一部の機関投資家は、現在の株価を下回る買い付け価格を受け入れてTOBに応募する考えだ昨日の息子の高校の卒業式は午後から会議があったので,卒業証書授与だけみたのですが,とても面白かったです。個々の生徒が名前を呼ばれて壇上に行くのですが,担任の先生が名前を呼んだあとで同期全員が「〇〇~!!」と一斉に名前を叫ぶのに驚かされました。男子校アルアルかもしれませんが,証書を受け取る前に,演説をしたり絶叫したりするパフォーマンスも面白いです(ある生徒さんが権威や国家権力への反対を絶叫してウケていましたが,実は某野党の国会議員の息子さんで,それも含めて受けを狙いにいったからこその拍手喝采だったとか(^-^))。家内によると,息子と同じクラスで生徒会長T君の答辞が大変素晴らしく感動的で多くの父兄が涙していたとか。後日DVDで観ることにします
さて,今朝は豊田織機の非公開化についてです。来週12日に期限を迎えるので,こちらの争いも大詰めです。1月下旬にエリオットからの物言いがついたところまでフォローしていましたが,その後,トヨタ陣営は価格を変更することはないと表明し,株主総会の基準日を2月19日に設定。その後,エリオットが7.14%まで織機の株を買い増しております。
株価は18800円のTOB価格をナカナカ下回りませんが,冒頭記事にもあるように,同社はトヨタグループや政策保有株の株主が多く保有していますが,最低買付下限をクリアーするかどうかは微妙なところ(もともと,持合い株でアクティビストに対応するスキームではありましたが)。19.5%保有するパッシブ投資家の動きが結果を左右することになりそうです。最近ではパッシブ投資家はTOBに絶対に応募しないとはいえないとされておりますが,株価がTOB価格を上回っている状況では応募は期待できないとの見方も出ています。
ただ,対抗TOBが行われているならともかく,そうでない中で仮にTOBが不成立となれば,当面は豊田自動織機の株価は下落することになるでしょう。もちろん,エリオットの説く経営改革が豊田自動織機の企業価値を高めて中長期的に株価が今以上に上昇するなら,パッシブ投資家にとっては悪い話ではないです。当事者のトヨタは否定的ですが,どうなんでしょうね。
ダイヤモンド:豊田自動織機TOBへのエリオットの対抗計画に「3つの致命的欠陥」!株価4万円超を豪語の独立路線は絵に描いた餅?
トヨタ自動車グループが豊田自動織機に対して実施中のTOB(株式公開買い付け)を巡り、米投資ファンドのエリオット・インベスト・マネジメントが圧力を強めている。エリオットは「スタンドアローン・プラン」を提示し、独立企業として事業を進めれば、「株価4万円超」も可能と豪語している。ところが、エリオットが示したプランには、「三つの致命的欠陥」が存在する専門外なのでエリオット提案の評価能力がないのですが,こちらの記事では必ずしも企業価値向上につながるものではないとされております。
カギを握るパッシブ投資家がエリオット提案とトヨタグループの主張をどう評価・判断するのかは分かりませんが,スクイーズアウトの株主総会まで至ればおそらく彼らも賛成票を投じることになるのでしょう。それなら,買付下限を無理に(事実上の)3分の2にせずに,引き下げても問題なく,そうしたからといって強圧的という批判は当たらないと思うのですが…もちろん,12日に下限引き下げのうえ延長というシナリオもありうるかと。12日の動きは見ものですね
