大正製薬のMBOで価格決定の申し立て😐 ~予想どおりの展開かと

日経:大正製薬MBO、「公正価格」申し立て 複数ファンド
大正製薬ホールディングス(HD)が実施したMBO(経営陣が参加する買収)について、米投資ファンドのキュリRMBキャピタルと香港のオアシス・マネジメントが東京地裁に価格決定を申し立てたことが14日、分かった。株主から強制的に株を買い取る際の価格で大正製薬HD側と交渉していたが不成立に終わったという
 大正製薬のMBOでアクティビストが株式買取請求権→価格決定の申し立てを行ったとのことです。予想された展開ですね。興味深いのは、カナメキャピタルの対応です。
また米運用会社カナメキャピタルは、時期は未定だが大正製薬HDの取締役や特別委員会委員に対して損害賠償請求訴訟の提訴を検討しているという。同社は価格決定申し立ての場合、取締役の責任が直接問われないことや一般投資家が提起するにはハードルが高いことなどを理由に挙げている
 大正製薬の取締役と特別委員会の委員に対して損害賠償請求をするというのは、面白いですし、他の個人株主とともに訴訟提起することも検討しているというのもイイですね。請求が認められるかどうかについては、よくわかりませんが、かりに認められたなら画期的なものといえそうです。頑張ってもらいたいですね