9月18日(金)発売の『会社四季報プロ500』2020年秋号では、好業績や高配当、少額投資など、相場をリードする有望テーマで徹底解説。ここではそんな『プロ500』を参考にしながら、バリュー株の代表的な指標であるPBR(株価純資産倍率、株価÷1株当たり純資産で算出)を活用し、出遅れの割安株を探してみた以前は会社四季報を継続購入していましたが,ネット証券などで個別銘柄の四季報の内容を見ることができるようになったので購入を止めました。500銘柄に絞って分析している「プロ500」の方はまだ読んでいないですが,面白そうですね。
さて,先月にバフェットが保有を明らかにしたことなどから,上記記事でも話題になっている商社株ですが,私も保有しております。これ以上下がらないだろうという安心感と高い配当利回りが取得理由です。典型的な割安株投資ですね。最近保有を増やした三菱商事など配当利回りは5%を超えていますので銀行預金などするのがバカバカしくなります。
とはいえ,値上がりはあまり期待しておりません。商社というビジネスはその性質上,世界経済が活性化してモノやヒトが動かないと利益が上がらないでしょう。コロナがまだ当面は収束しないであろうことを考えると,商社株にもあまり期待はできないかと。加えてこのところ,商社は低PBR常連銘柄に堕ちてしまっています。理由の1つはコングロマリットディスカウント,すなわち,幅広く色々な事業をやり過ぎてしまって,企業としての評価が難しく,結果的に市場の評価が低くなるということ。事業内容の分かり易さを投資基準の1つにしていた(と記憶しているけど違った?)バフェットが日本の総合商社に投資したというのは非常に意外感がありました。
とはいえ,総合商社がシッカリと利益を上げているのはたしかで,総合商社の社員って「24時間働けます」系のビジネスマンで,優れた人材が多くいますよね。全体としての評価は上がらなくても,個別にはスゴイのでしょう。
他方で,総合商社の多くは上場子会社を抱えているものが少なくありません。話題の親子上場が問題となることの多い総合商社なんですが,彼らから親子上場批判に対する反論がないのが不思議ではあります。
コーポレートガバナンスの見地からは総合商社は,多くの矛盾をはらんだ企業形態ということになるのかもしれません。しかし,総合商社は長年にわたり批判に晒され,もうダメだなどと言われながらも生き残っています。個人投資家としては多様な事業を営むことでリスク分散をして倒産リスクを低くして,コングロマリットディスカウントゆえに株価が割安に放置されて配当利回りが高いなら,この低金利時代には有難い投資先だとは思います。研究対象としては総合商社は興味深いですね。
